港や歴史的文化遺産を生かした町づくり

 鞆町は現在、過疎化・高齢化が進んでいます。それを救う道は、鞆町の持つ観光資源を生かすしかありません。その観光資源とは文化遺産のことです。広島県内では宮島、尾道とともに鞆が文化遺産の宝庫なのです。まさに世界遺産に値します。
 この文化遺産を生かした町づくりをしないと、鞆は廃墟になってしまうでしょう。埋め立て架橋は文化遺産の価値をなくしてしまう自殺行為なのです。
 文化遺産を保存するにはどうしたらいいのか、という視点でもう一度鞆を考え直す必要があります。道路の渋滞解消なら、山側のトンネル案である程度解消できます。
 防災面だったら、小さくて小回りのきく消防車で対応ができます。文化遺産の保存のために、町の人も少し辛抱することが必要でしょう。
 さらに行政の取り組みが大切です。福山市、広島県は地元の鞆の浦が世界遺産にふさわしい文化遺産であることを、認識してほしいと思います。認識してもらうための取り組みも必要でしょう。
 埋め立て架橋で遺産を壊すのではなくて、どうしたら保存ができるかを基本にして、地域の人たちが少しでも住みやすい環境を整備するのが行政の役割です。
 鞆の浦の文化遺産を保存することが、福山市にとって最大の公共事業です。福山市が先頭に立って、鞆の浦を世界遺産にする運動を起こしてもらいたいのです。


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